![]() | コンクリート用混和材(剤) |
コンクリートにAE剤を使用する最大の目的は、凍結融解に対する抵抗性の向上とワーカビリティー(施工軟度)の向上です。
昔はコンクリートに空気を入れるなどとんでもない事でした、コンクリートに鬆(す)を作ることは水密性や強度の低下を招くこと
になるからです。実際に空気量が1%増すごとに4~6%の割合で圧縮強度が低下します。
しかし、AEコンクリートは単位水量を減らすことが可能となるため、空気連行による強度ダウンと減水による強度アップの効果
とがほぼ相殺します。むしろ、AEコンクリートはワーカビリティーが大きく改善されるので、型枠への充填性が良くなり、ジャンカ
などの打ち込み欠陥が減少します。また、凍結融解に対する抵抗性も飛躍的に向上します。
混和剤を用いないプレーンコンクリートでも1~2%の空気泡を含みますが、これは工ントラップドエア(巻き込み空気)と呼ばれ、
比較的粗大でいびつな形状のものを多く含んでいます。これに対して、AE剤によってコンクリートに連行される空気泡はエントレ
インドエア(連行空気)と呼ばれます。エントレインドエアはきれいな球状をしておりそれぞれが独立した空気泡です。気泡の粒径
は10~200μときわめて微細で、その数は計算によるとコンクリート1m3中に数千億個にもなると言われています。
